記事一覧

Atom Heart Mother Goes On The Road - Pink Floyd



ようやく本筋の音楽ネタです。旧ブログ一番最初のネタはピンクフロイドの「原子心母」でしたが、作品の内容はすかすかでしたね。2005年の1月7日・・・10年以上前になるのですね。あのころはせっせとブログを更新し、365日更新した年もあった様な気がします。

Disc 1
1. Embryo
2. Green Is The Colour
3. Careful With That Axe, Eugene
4. If
5. Atom Heart Mother

Disc 2
1. Fat Old Sun
2. One Of These Days
3. Echoes

BBC Paris Theatre London 1970-07-16
BBC Paris Theatre London 1971-09-30

1970年と71年のロンドン、パリス・シアターで行われたBBC用?の音源のブート、だから完成度が異様に高い。「原子心母」と「おせっかい」の両ツアーが楽しめて、おまけにライブでは定番の迷曲「エンブリオ」も楽しめちゃう作品です。フロイドのブートといえばLP時代からもの凄い数が出ていましたが、外れももの凄かった・・・その中では有名な作品でしたが、CD時代になってようやく聞くことができました。そういえば昔のLPのブートなんて、単色刷の紙っぺらジャケットが1枚ペラッと、後は無地のジャケットにガサッとLPが入っていました。ほとんど処分してしまいましたが。

1曲目の「エンブリオ」は名曲「エコーズ」の原曲とも言われ、ライブでは頻繁に演奏されてい様ですが、オフィシャルで登場したのは後の編集版「ワークス」だけ。ブートでは結構聞いたことがありましたが、このバージョンは完成型に近いのかも知れません。
曲調は「原子心母版エコーズ」と言った佇まい、ゆったりとした内向的な余り面白みのないテーマから、厚みのある間奏を挟んで、赤子の泣き声や子供の声で雰囲気を盛り上げ、エコーズと同じギターの「怪鳥」の鳴き声で混沌とした狂気へと誘う。このあたりは確かに「エコーズ」に近いのですが、哀愁をまといつつ洗練された狂気を放つ名曲「エコーズ」と比べると、やはりまだまだ。
「原子心母」に収録できなかった時点で、この曲の出番は無かったのでしょうね。

2曲目の「グリーン・イズ・ザ・カラー」はサントラの「モア」に納められていたナンバーで、原曲はロジャー・ウォーターズが好む牧歌的なトラッドフォークっぽい雰囲気のナンバー、大好きな曲です。パンフルート?とピアノが漂う原曲に比べると、スキャットが中心。
引き続き3曲目の「ユージン」は2枚組「ウマグマ」収録の狂気と幻想のナンバー、叫び声が交差するまで少し単調なスタジオ・バージョンに比べると、アレンジ面でも音の使い方にしてもかなり練り上げられた名演になっています。少しアルバム「狂気」も垣間見られたりして・・・出てくるのですよフロイドのライブでは後のスタジオ版のアイデアが。

そして4曲目の「イフ」。アコギ弾き語りの牧歌ナンバー。
実は問題の5曲目、スタジオ版の「原子心母」は正直苦手にしていますが、ブートの作品ではいくつか気に入っている物もありました。何故でしょう???今思えばスタジオ版はガチガチに固められたある意味の完成型、余裕が感じられなかったのかも知れません。このバージョンは完成度としてはスタジオ版、+余裕(遊び)が感じられます。

ディスク2の1曲目は原子心母に納められていた「デブでよろよろの太陽」哀愁を帯びたサビが印象的な牧歌ナンバー、5分程度の原曲に比べると14分以上に引き延ばし、オルガン中心のアグレッシブな演奏を聴かせてくれます。

2曲目は「吹けよ風、呼べよ嵐」ブッチャーのテーマ曲、いろんな意味で有名です。個人的にはエコーズの次に完成された「ブログレ」の名曲だと思っています。完成系、アドリブは不向きな曲なのでしょうね。

そして歴史的名曲(個人的に)「エコーズ」。イントロのピンとはねる音を聞くだけで、背中がゾワゾワと総毛立つ名曲。ブートでは過渡期の微笑ましいナンバーも聞かれることもありましたが、スタジオバージョンを3分上回りますが、ほぼ違いのない完成型の演奏です。

久々に全盛期のフロイドを堪能しました。こうなると「モア」や「ウマグマ」が無性に聞きたくなってしまいます。
ああっ・・結局音楽ネタだと長尺な内容になってしまいました。仕方ないですね、この程度は。

0409_09.jpg


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント